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標本の採集日を見る限り,アリモドキバチは今の季節比較的よく得られる.特に,北陸以北は採集に適したシーズンなのは経験的にも間違いない.ただ,Embolemus属はどの種も見た目が同じで面白みにかけるのが残念でならない.日本産種の再検討をしたとは言え,まだ疑問が山積している状況.他の要件もあって論文に含められなかった手元の未同定標本をすべて解剖することにした.同所的に少なくとも3種いるようだ.学名は混乱しているので少々整理して説明する必要があるかもしれない.かつて日本本土部でE. ruddiと呼ばれていたものはE. peckiで,Olmi et al. (2014)でE. ruddiは日本に分布しないとされた.そして,E. walkeriと考えられてきたものは南西諸島産はE. krombeini,本土産はE. peckiだったとされている.ちなみに1996年にはE. walkeriがE. ruddiの新参異名として扱われている.これは世界的権威の間でも混乱状況が長らく続いていたため,仕方なかったのではあるが,あれこれ学名を付け替えられるとよく分からなくなってくる.von Krombein et Kats (2010)ではE. walkeriの雄が検索表に挙げられているが,どうやらこれはE. ruddiの雄であって,前者の雄は未知であるという.
キュビズムを思わせる前後不明瞭なOlmiの図では実物とずいぶん印象が違って見えるが,ともかく雄交尾器の膜状の構造は光学顕微鏡で観察すれば種間差は明瞭で,わかりやすい.後で写真を追加するが,本州ではトゲトゲかピロピロかちんちくりんの3パターンしかない.E. sensitivusとE. peckiの違いは交尾器以外で見つけられなかったが,いないとしたE. ruddiもその後見つかっており,こちらは中体節の表面彫刻や毛の分布で見分けることができる.寄生蜂の種分類はずいぶん納得できるところまでこれたと思うが,生態情報は未だ皆無に等しい.寄主と考えているヒシウンカ類の若虫の生態はこれからが楽しいところ.
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