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グンバイウンカとカマバチ

正体不明のカマバチでグンバイカマバチ,その名もGonatopus tambiniae (Esaki & Hashimoto)というのが奄美大島から記載されている.その種小名の由来になったものがTambinia debilis Stal,1935年当時のミドリグンバイウンカである.

小笠原には,ハゴロモカマバチGonatopus hagoromo Terayama & Ohbayashiという種が分布している.模式産地の父島でアオバハゴロモGeisha distinctissima Walkerに寄生するからつけられたシンプルな名称で,大型種ということもあり愛着がある.しかし,母島ではグンバイウンカ科のKallitaxilaのなにがしかを寄主としている.何しろアオバハゴロモが母島には分布していない.そして,アオバハゴロモは小笠原では移入種である.とすると,こちらも本来の寄主がグンバイウンカの仲間であり,むしろグンバイカマバチと呼ぶと正名論的に妥当だろう.こんな言葉遊びの次元ではなく,実際のところ,これら2名義種のカマバチは同種の可能性がある.

ミドリグンバイウンカは本州で採れる仲間で最普通種だと思うが,Kallitaxila sinica Walkerという学名がいつから使われるようになったのだろう.総目録には和名もk. sinicaも載っていないので一層気にかかる.もやもやしていることがもう一点あって,別属のオヌキグンバイウンカの名前をしばしば聞くが,実物を見たことがない.

付記
オヌキグンバイは海岸線の照葉樹で採れる場合が多いとのこと.


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Comments

redefine 
下記によると、1982年にFennahにより再定義されているかのようですが、全文参照できませんでした。
http://www.jstor.org/pss/25086138
Re: redefine 
リンクしてくださった論文を見ましたところ,Fennah(1982)は族の分類に関する論文のようです.後日取り寄せて読んでみますので,日本の”ミドリグンバイウンカ”に関する問題が分かれば追補で加えておきますね.
「ハゴロモカマバチ」の件 
寺山さんと,「ハゴロモカマバチ」を記載した本人です(昨年4月より再び小笠原に来ております:亜熱帯農業センター)。
このカマバチのサンプルは,当初,現・九州大の小西和彦さんにお送りしたのですが記載に至らず,小西さんの紹介で寺山さんにみていただき,記載されました。
おっしゃるとおりで,このカマバチの本来の宿主は,グンバイウンカではないかと思っています。
実は,後日,父島(釣浜)でも,グンバイウンカの1種の成虫の横腹に本種の幼虫と思われる黒い“こぶ”が付いている個体を見かけたことがあるのですが,採り逃がしているのです(メモが出てこないので,年月日不明ですが)…。
侵入後,一時的に増加したアオバハゴロモで個体数を増やし,それがたまたま目に付いたのだと思っています(当時,アオバハゴロモ幼虫に対する寄生率は最大で約10数%でした)。
ところで,「グンバイカマバチ」Gonatopus tambiniae (Esaki & Hashimoto) の標本は存在するのでしょうか?
可能であれば,「ハゴロモカマバチ」と比較していただければと思いますが…(ちょっと標本が小笠原に見当たらず,寺山さんのところにあると思いますが)。
Re: 「ハゴロモカマバチ」の件 
コメントありがとうございます.
母島での調査ではKallitaxilaに対する寄生率が1%弱位だったと思います.アオバハゴロモに対する寄生率は高かったのですね.実は「グンバイカマバチ」の正体はよくわかっておりません.タイプ標本以外追加は得られていませんのに,タイプが行方不明になっているという状況です.現状では,証拠不十分で疑問種として扱うに留めております.また,「グンバイカマバチ」は台湾産のGonatopus liniという種にもかなり似ていると疑っています.関連の論文を準備しているところですので,追って電子メールアドレスの方でご連絡さし上げます.
Re: 「ハゴロモカマバチ」の件 
こちらこそコメントどうもありがとうございます。

> 母島での調査ではKallitaxilaに対する寄生率が1%弱位だったと思います.
これはどなたが調査されたのでしょうか…?

> 実は「グンバイカマバチ」の正体はよくわかっておりません.タイプ標本以外追加は得られていませんのに,タイプが行方不明になっているという状況です.そうですか…
と,なると,しばらくは「ハゴロモカマバチ」は安泰ということでしょうか…

> グンバイカマバチ」は台湾産のGonatopus liniという種にもかなり似ていると疑っています.
と,いうことは,「ハゴロモカマバチ」= Gonatopus lini という可能性もあるのでしょうか…?

とりあえずご連絡お待ちしております。
追伸 
こちら(父島)在島の研究者仲間が母島で「ハゴロモカマバチ」と異なるカマバチを採集しているようです。
Re: Re: 「ハゴロモカマバチ」の件 
母島での調査は2007年に私が行いました.正確なデータを記録しておりませんので,感覚的な寄生率です.小笠原諸島では,報告はできておりませんがこれまでに10種弱のカマバチが得られております.込み入った内容はメールにてご連絡さし上げましたのでご確認ください.

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